骨粗しょう症

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは、老化や長年の生活習慣などの影響で、骨の量が減少したり、骨の質が劣化し、骨折のリスク(危険性)が増してしまう疾患のことを指します。
昔からある疾患ですが、わが国が超高齢化社会を迎えたことにより、近年、特に問題視されています。
かつては高齢者の病気として見過ごされがちでしたが、ここ数年、新しい治療薬が開発され、定義や治療法が大きく変わりつつあります。
当院では従来の治療法だけではなく、新しい骨粗しょう症治療法もご提案しております。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症は加齢に伴い現れる症状とよく似ています。
下記ような症状が加齢によるものか、骨粗しょう症によるものかは検査を行わないと分からないため、当てはまる方は一度検査を受けていただく事をおすすめします。

  • 少しの衝撃で骨折する

    少し転んでしまったり、何かにぶつかっただけで簡単に骨折してしまう事があります。

  • 背中や腰の痛み、曲がり

    骨格に影響を及ぼし、日々の動作を取りづらく感じることが増えてくることがあります。

  • 身長が縮む

    気が付くと身長が縮んでしまっていることがあります。
    3cm前後の身長の縮みは注意が必要です。

骨がもろくなる理由

骨は固いので、一度つくられると変化しないようにみえますが、実際は絶えず活発な新陳代謝をしています。身体の細胞と同じで、丈夫でしなやかな骨を保つためには、古い骨を壊し、たえず新しい骨に作り変える必要があるのです。
これを骨代謝といいます。ところが、骨のもとになるカルシウムの摂取が不足したり、身体が老化して骨をつくるためのホルモンが不足してくると、骨をつくる量よりも骨をこわす量のほうが多くなります。
こうして骨からカルシウムが徐々に減り、骨がスカスカになっていきます。

骨粗しょう症の治療法

X線骨密度測定装置による検査を行った上で、必要に応じて血液検査を実施し、最適な治療法をご提示いたします。内服薬による治療はもちろん、注射剤による治療にも積極的に取り組んでいます。

骨粗しょう症の治療について