リウマチ

リウマチとは

リウマチとは、主に手の関節が炎症を起こし、放っておくと関節の形が変形してしまう病気です。
関節が変形する要因は、関節の炎症によって軟骨や骨が破壊されてしまうためです。
この炎症が発生する要因は、本来は体外から体内に侵入してきた細菌やウィルスなどを攻撃する免疫の働きに異常が生じ、自分自身の細胞や組織を攻撃することによります。
この炎症が長く続く事で関節周りの滑膜や骨・軟骨が破壊されていく病気です。
リウマチは特に30代から50代の女性に比較的多く見られる疾患ですが、60代以降に発症する例も確認されています。
今では様々な治療薬なども開発され、当院であれば手術を行う事も出来るため、早期治療によって寛解を目指すことが出来る病気となりました。

治療を続けてもなかなか
良くならない方へ

新しい治療で寛解を目指せます

自分の治療方法は正しい治療法なのか?
いつまで治療を続ければ良くなるのか?

リウマチ治療には時間がかかるとはいえ、長く治療を続けていても効果が実感できなければ不安になります。
ですが、現在のリウマチ治療は以前よりも進んでおり、寛解が目指せるほどの状況になりました。
1980年代になり、メトトレキサート(リウマトレックス®)という、初めての関節破壊の進行を抑える薬が開発されたためです。
これによりリウマチはついに「寛解する」病気になり、現在では、生物学的製剤、JAK阻害薬というサイトカインにアプローチする薬が次々に発表され、多くの患者さんが寛解となり、これまで通りの日常を送れるようになりました。

長くリウマチでお悩みの方は、一度当院でご相談ください。

リウマチの症状

リウマチにはいくつかの特徴的な症状があります。
下記のような症状があれば、早めに受診するようにしてください。
早期治療が出来ると寛解へと繋がりやすくなります。

  • 朝目覚めた時に手がこわばる

    朝目覚めた時に手がこわばって開きづらかったり、体を動かしづらい。
    起きてからしばらくすると症状が消える。

  • 手の関節の痛み・腫れ

    主に手の関節が左右対称に熱をもって腫れたり、痛みを感じるようになる。

  • 微熱・倦怠感・食欲不振などの
    体調不良

    高熱ではなく、37℃程度の微熱が続き、それに伴う倦怠感や食欲不振が続く。

リウマチが発症する原因

免疫機能の異常で
引き起こされる炎症

リウマチは、自己免疫機能が正常に動かなくなり、自己組織や細胞を攻撃する事で発生する炎症が原因です。
免疫とは本来、体内に侵入した細菌やウィルスを攻撃して体を守る動きを担っています。
この免疫機能の異常により、炎症が発生し、関節に痛みや腫れといった症状が出てきてしまいます。

発症のきっかけ

リウマチはまだ完全にメカニズムの解明が出来ていない疾患ですが、細菌やウィルスの感染や、過度のストレスや過労、喫煙、出産などが発症のきっかけになる可能性が考えられています。
また、リウマチになりやすい家系などと言われる事もあるかもしれませんが、リウマチが遺伝するかどうかはまだはっきりしていません。ただし、免疫疾患にかかりやすい体質は遺伝する事があると考えられているので、ご家族内にリウマチを患っている方がいらっしゃる場合は注意してもいいかもしれません。

炎症を悪化させる物質
「サイトカイン」

体の中で分泌される「サイトカイン」という物質が過剰に分泌されてしまうと炎症を悪化させる原因となります。
炎症の進行が進んでしまっている場合は、お薬によってこの炎症を鎮める処置を行います。

寛解を目指すリウマチ治療

寛解とは、症状が落ち着いたり消えてしまった状態で、そのまま治る可能性もある状態のことです。
これまではリウマチは治すことが難しい病気でしたが、様々な新しい治療法(お薬、手術など)が開発され、従来よりも寛解を目指しやすい病気になりました。
当院ではリウマチを専門領域として治療を行っており、いくつもの治療実績を重ねてまいりました。
これまでリウマチ治療でお悩みの方は当院で、寛解を目指す治療を受けてみてください。

リウマチの治療について